内視鏡検査について
内視鏡検査は予約制です

先端にカメラを内蔵したスコープを口、もしくは鼻から挿入し、食道、胃、十二指腸をドクターが直接観察します。早期がんの発見に非常に有効です。食道がんや胃がんは死亡率が高い病気の一つですが、初期のうちは自覚症状がほとんどないため、定期的な検査をおすすめします。
※内視鏡検査は予約制です。
内視鏡の専門医が担当します

検査を行うのは、消化器病学会と消化器内視鏡学会の双方で専門医資格を持つドクターです。これまで大学病院で、年間500件ほどの内視鏡検査を行ってきた実績があり、胃がんや食道がんの早期発見、治療に従事してきました。患者さまに負担がかからないよう十分に配慮しながら、検査を進めていきます。
経口内視鏡と経鼻内視鏡
内視鏡には、口から挿入するものと鼻から挿入するものがあります。基本的に、検査の前には一度診察を受けていただきます。そこで内視鏡検査について詳しく説明。内視鏡のタイプを患者さまにお選びいただきます。どちらの内視鏡も、挿入時には局所麻酔を施し、不快感の緩和に努めます。
※眠りながらの検査は、現在行っておりません。
経口内視鏡
スコープの太さ | 10mm程度 |
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メリット | 鮮明な画像が得られ、高い精度で診断できる |
デメリット | 嘔吐反射が起こる可能性がある |
経鼻内視鏡
スコープの太さ | 6mm程度 |
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メリット | 嘔吐反射が起こりにくい |
デメリット | 鼻腔が狭い方や鼻に疾患がある方には不向き |
※経鼻内視鏡の場合は、麻酔時に鼻からチューブを入れて、経鼻内視鏡が通るのかを確認します。
内視鏡検査の対象
大田区の胃がん検診

50歳以上の方であれば、2年に1度、1,500円の自己負担額で検査できます。
ピロリ菌の除菌療法を行ったことがある人
ピロリ菌に感染していた人は、除菌後も胃がんリスクがあるため、年に1度の内視鏡検査が推奨されています。
胸焼けや胃痛、胃もたれのある人
慢性的に症状がある場合は、一度検査をした方が安心です。お気軽にご相談ください。
特定健診などで精密検査が必要になった人
精密検査が必要との診断結果が出た場合は、一度ご受診ください。内視鏡検査についてご説明します。
検査の流れ
- 1検査前の受診
- 一度受診していただき、状態を確認します。気になる症状をお聞かせください。
内視鏡検査について詳しく説明し、同意書にご記入いただいたうえで、検査の日程を決めます。
- 2検査当日
- 前日は21時までに夕食を済ませていただき、検査当日は朝食を食べずにご来院ください。
水分は摂っていただいて構いません。
※夕食は食物繊維の多い食べ物(きのこや海藻など)は避けていただくよう、お願いいたします。
- 3局所麻酔
- 経口内視鏡、経鼻内視鏡とも、挿入の前には局所麻酔を施します。
検査実績のある専門医が担当しますので、リラックスしてお受けください。
- 4検査
- 口、もしくは鼻から、内視鏡スコープを挿入します。
経鼻内視鏡の場合は、検査中に会話もできます。
検査時間は5分〜10分程度となります。