こんな症状はありませんか?
- 胃痛、胃もたれ、お腹の張り
- 胸焼け、胸痛、のどのつかえ
- げっぷ、吐き気、嘔吐
- 食欲の低下、体重減少
- B型肝炎、C型肝炎のキャリアである
- 肌や白目が黄色くなったと感じる
- ピロリ菌検査で陽性になった
- 健康診断で肝臓の数値が引っかかった など
消化器・肝臓内科とは
不調があれば早期に受診を

当院では、上部消化管といわれる食道、胃、十二指腸を中心に診察します。担当するのは、消化器病学会と消化器内視鏡学会の双方で専門医資格を持つドクターです。これまで大学病院で年間500件ほどの内視鏡検査を行ってきた実績があり、胃がんや食道がんの早期発見、治療に従事してきました。患者さまの立場に立った診療で不調の原因を見つけ、改善につなげていきます。
緊急の「アニサキス」にも対応します
寿司や刺身を食べた3~8時間後、胃に強い痛みを感じたり、ひどい吐き気をもよおしたりした場合は、「アニサキス症」が疑われます。痛みを取り除くためには、内視鏡で「アニサキス」という寄生虫を除去する必要がありますので、すぐにご連絡ください。
「ピロリ菌」の検査、治療ができます
近年、胃がんの原因として「ヘリコバクターピロリ菌」の存在がクローズアップされています。幼少期の衛生環境で感染するといわれ、井戸水などを利用していたシニア世代での感染者が多くなっています。ピロリ菌は感染するため、小さい子どもに口移しなどをしてしまうと感染リスクは高まります。除菌療法で治療できますので、気になる方は検査をおすすめします。
ピロリ菌の単独検査
検査方法が複数ありますので、患者さまとお話しして決定します。
検査について
腹部エコー

超音波で、肝臓、胆嚢、膵臓、腎臓、脾臓などの様子を観察することができます。X線を使わないので、被爆を心配される方にも安心です。短時間で非常に多くの情報をリアルタイムに得ることができます。子どもにも使用できます。
腹部エコーでわかる病気
- 腫瘍性の病気
- 脂肪肝
- 胆嚢ポリープ
- 胆石
- 腎結石
- 尿管・膀胱結石
- 前立腺肥大 など
内視鏡検査(胃カメラ)

鼻、もしくは口から内視鏡を挿入し、食道や胃の様子を医師がリアルタイムに観察します。異常が見つかった場合は組織を採取して検査いたします。 一度ご受診のうえ、内視鏡検査をご予約ください。
内視鏡でわかる病気
- 急性・慢性胃炎
- 胃ポリープ
- 早期の胃がん・食道がん
- 逆流性食道炎
- 十二指腸潰瘍、胃潰瘍
胸から胃の不快感に対応

胸や胃の不快感で診断される病気はさまざまです。放置すると深刻な病気につながることもありますので、早期に発見、治療して早く回復させましょう。
消化器・肝臓に関わる代表的な疾患
胃潰瘍/十二指腸潰瘍
みぞおちに鈍い痛みを感じる、空腹時や夜間に痛みが増強する、黒い便が出るなどの症状の場合、疑われる疾患です。胃や十二指腸の粘膜が炎症を起こして傷ついた状態になっています。
ヘリコバクターピロリ菌
ピロリ菌は胃の粘膜に棲みつく菌で、胃がんや胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃炎などさまざまな疾患を引き起こします。ピロリ菌に感染していても、自覚症状はありません。
アニサキス症
アニサキスは魚介類の内臓に寄生する寄生虫で、宿主が死ぬと筋肉へ移動します。サバ、サンマ、イカに多く、生食で発症。症状は数日で治りますが激しい痛みが特徴です。
逆流性食道炎
強い酸性の胃液などが食道に逆流し、食道に炎症を起こす病気です。中高年から高齢者に多く見られますが、若年層にも生じる場合があります。早食いや食べ過ぎ、食べてすぐ横になる習慣の人は要注意です。
過敏性腸症候群
下痢や便秘などの便通異常、腹痛や腹部膨満感などの腹部症状が慢性的に続く疾患です。大腸や小腸自体の粘膜には異常初見はなく、発症にはストレスが関係しているとされています。
脂肪肝
食べ過ぎや飲み過ぎ、肥満などが原因で、中性脂肪が肝臓に蓄積することで発症。自覚症状に乏しく、放置すると肝硬変や肝がんにつながることがあり、生活習慣病のリスクも高まります。
胆石症・胆嚢ポリープ
胆石症、胆嚢ポリープともに自覚症状がなければ、経過観察となります。炎症を起こし、痛みや発熱があると治療が必要です。ポリープはまれに悪性のものもあるため、年に1回の超音波での経過観察で大きさや形状に変化がないか確認することが重要です。
肝炎ウイルス
肝炎ウイルスにはA、B、C、E型の4つがあり、急性肝炎や慢性肝炎の原因になります。慢性肝炎はB、C型に多く、肝硬変や肝がんのリスクを高めるため早期治療が大切です。